追憶                 詞・曲) カワギシ ヒロ
 
木漏れ陽の中、蝉が一匹啼いている
夏を惜しんでいるかのように

涼風が僕の部屋を散歩して
想い出を置いて去っていく
 
故郷はすっかり様変わり
行き交う人も見知らぬ人

街の匂いも変わったようだね
 
 
学校帰り、小学生がはしゃいでる
絵日記に何を書いたのだろう

初恋が僕の心で膨らんで
憧れと切なさが溢れだした
 
大人びたあの人の
気まぐれな言葉に揺れて
僕の毎日はシーソーゲーム

ああ、放課後の校庭で、路地裏で
うーむ、バス停で、お祭りで、公園で
どこに行っても僕は探してた
大人びたあの眼差しを
 
 
気づいてたよ、あの人の心には
あいつだけが住んでた、気づいてた
言葉にするとこわれてしまう・・・気づいてた
 
 
僕の中の少年は今もずっと探してる
移ろいゆくもの 変わらないもの
喜びは空を舞い、悲しみは影を落とす
光の海にすべてを手放して
僕の中の少年は今も探してる